Fruit Fly and Lez Bro’s 2

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恋をするにも実のらない。デートするもうまくいかない。
しかし、めげないラブ・ストーリー(か!?)を毎週連載形式でお送りしています!

***

つづき

ジャスティンが恋の相手と消えて、ミック・タイガーと私が残った。
彼のアパートはすぐそこだ。

ミック・ジャガーが私の目を見て言った。
「ボクのアパートに来る?」
時刻は午前3時。

***

私は彼と一緒にベットの中にいた。
ベットに入る前に、激しいキスをして、キスしながら服を脱いで……。
そんなことはなかった。
激情に流されることもなかった。
しかも、ベットに入っても私たちはキスもハグもしていない。

典型的なニューヨークのアパート。
セミダブルのベット。
ミック・タイガーはスモーカー。
コンフォーター(掛け布団)もヤニでねっとりしている感じがした。

1年前にガールフレンドが死んだ。
それ以来、女性が隣にいて眠るのは初めてだと言っていた。

手も握らない。キスもしない。抱き合ったりもしない。
2人とも裸で寝ているのに。

ゲイガイのジャスティンくんとの方がはるかに肌の触れ合いがある。
キスもする。
ジャスティンくんのペニスも触る。
触っても彼は私に欲情しない。

***

距離を保ったまま朝を迎えた。
私はジャスティンくんが私のアパートに来ると言っていたので、そればかり気になっていた。
「ジャスティンが来るから帰らなくちゃ」
「セックスしないで帰るの? それにジャスティン、ジャスティンって言うなよ。キミはフルーツ・フライだな」
と言われた。

「うん。私、ゲイメンじゃないと濡れないから」と言い訳しながら服を着た。

ミック・タイガーに性的な魅力を感じなかった。
彼女が死んだ話。
同情から発情に変化もしなかった。
「手も握らない。キスもしない。抱き合ったりもしない。」のではない。
ミック・タイガーの手も握りたくなかった。キスもしたくなかった。抱き締めたりしたくなかったのだ。
この人、男と寝ているんだと思うと欲情する私に女性を愛するストレートの男は人間でしかないのかもしれない。

朝の8時。
シャワーを浴びていないからうす汚れていて、化粧も落とさないまま寝て起きた油が浮き出た顔で、
櫛もとかさないから後頭部の髪がからまった髪のままで、胃のあたりがシクシクしているような女が地下鉄の駅を
目指して歩いていた。
朝帰りをさとられないようにと必死に背筋を伸ばしながら。
他人のことなどどうでもいいニューヨークなのに、それでも人の目を気にしている。
それは私。

無性にジャスティンくんに会いたくなった。

***

フルーツ・フライとは……果物の周りを飛ぶハエ、そうショウジョウバエのことだ。
ゲイメンと一緒につるんでいる女性の事を言うそうだ。良い意味では使われない。

つづく。

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Fruit Fly and Lez Bro’s 2」への2件のフィードバック

  1. 水無月さん

    おこげは、ショウジョウバエとも言うらしいです。
    ジャスティンくんに言ったら「それは酷いな〜」と慰めてくれました。
    実は、まだ続きがありま〜す。

  2. 恵さんこんにちは!

    そっか~、ミック・タイガー氏とどうなったか気になっていたんですが、こういう展開でしたか・・・。タイトルの「Fruit Fly」ってこういう意味だったですね。ミック氏も思い叶わずついこんな捨てゼリフ言っちゃったんでしょうね。

    この後ジャスティンくんには会えたのかな?
    またまた続きが気になります~。

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