愛することとは命をかけるもの。ゲイ映画The Bubble。

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***

LAからニューヨークに長期出張に来ているジャスティンくんを映画に誘った。
タイトルは、The Bubble。
ゲイ恋愛映画だ。
しかし、単なる恋愛映画ではない。
愛し合うカップルはイスラエル人とパレスチナ人。

イスラムの国では現代でも同性愛は死刑である。
ユダヤ教では同性愛を禁止している。
敵対する民族と同性愛を断固否定する宗教。
それなのに、それなのに愛し合ってしまった男2人。

映画を監督したのはイスラエル人のEYTAN FOX。彼はゲイである。
こういった状況で製作されたゲイ映画を観ずして他の映画を観ることができるだろうか。いや、できない。

以上、ジャスティンくんに観たい映画について説明すると、
「またぁ〜、ゲイ? ホント、好きだね〜。Too much!」と笑いながら言われた。

観に行ったのはチェルシーにある映画館Clearview’s Chelsea。
映画鑑賞の後にチェルシーのゲイバーをホッピングする予定も組み込んだ。
そう私はゲイバー・ツアコン!映画鑑賞の後のお楽しみも忘れない!
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***

観客の98%は男性だった。
チェルシーという土地柄(ゲイの街)と映画のテーマでの男女比だと思われる。

憎しみ合って闘っているのは政治家だけ。
市井の人々は彼らの諍いに巻き込まれて幸せを失っている。
そう思わずにはいられなかった。

The Bubbleはゲイ版のロミオ+ジュリエットだ。
愛し合う2人は本人の心とは違うところ政治的な問題で引き裂かれる。

***

愛し合う2人の映画なので、当然、メイク・ラヴ・シーンがある。
最初、イスラエル人の彼がボトムだった。
しかし、愛が深まるにつれて、パレスチナ人のアシュラフがイスラエル人のノアムを受け入れることを決意。
そして、2人が「ひとつ」( become one)になった時にパレスチナ人の彼が涙を流すのだ。
それをやさしく指で拭う彼。
ロスト・ヴァージン!
感動の涙だと思われるが、これの演出はハーレークィーン・ロマンス過ぎる!
と安っぽい演出に笑いも出てしまいちょっと不満。

***

上映後、抱き合って泣いている若いゲイ・カップルがいた。
すすり泣く声も聞こえた。
私も泣いてしまった。
Queer as Folk はつまらないと言い切っていたジャスティンくんが、この映画は「感動した!」と言っていた。

結末は以上の状況からお分かりいただけると思うので、敢えて書かない。

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左端がイスラエル人のノアムでその隣がパレスチナ人のアシュラフ。

***

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愛することとは命をかけるもの。ゲイ映画The Bubble。」への13件のフィードバック

  1. ピンバック: パレスチナ人のゲイとユダヤ人のゲイ « Deeeeep! New York! 2009

  2. めぐみ様
    メッセージありがとうございます。
    お返事大幅におくれて申し訳ありません。
    映画の題名教えてくださってありがとうございます。
    風邪のほうはすっかりよ苦なって、仕事もしました。
    映画見たいので見たら報告します。
    今回はおそくてごめんなさい。
    せっかく調べていただいたのに。
    「“Kadosh”は観ましたが、なんとも言葉が出なかったのを今でも思い出します。」
    そちらも見たくなりました。
    それから、Eytan Fox のほかの映画、 Walk onn the water と Yossi and Jagger もみたいです。(Youtubeで抜粋を見たら、すごくよさそうでした) 。
    また、感想をご報告したいと思います。
    お元気で。

  3. minaさん

    映画のタイトルと監督が判明しました。
    Amos Gitais氏という監督さんです。
    オフィシャル・ウェブサイトはこちら。
    お仏蘭西語もあります。
    http://www.amosgitai.com/html/home.asp?lang=1

    映画のタイトルは”YOM YOM”です。
    http://www.amosgitai.com/html/film.asp?docid=65&lang=1

    “Kadosh”の監督さんでした。
    “Kadosh”は観ましたが、なんとも言葉が出なかったのを今でも思い出します。
    有名な方なので、そちらでも購入&レンタルできるのではないでしょうか?

  4. minaさん

    こんにちは!

    お風邪の方は大丈夫ですか?

    題名を忘れてしまった映画ですが、その時一緒に観た友達に聞いてみますので、しばらくお待ちください。

    住み分け・・・仰る通り、奥が深い話題ですね。
    同じ民族でも宗教でも貧富の差で違ってきますので、
    経済力も関係してきますよね。

  5. めぐみ様
    ご連絡がおくれました。
    旅行に行ったり風邪を引いたり仕事が入ったりいろいろあったので。(言い訳がましい(笑))
    マンハッタンというのは魅力的なところのようですね。
    「宗教、人種によってすみわけが起こる」というのはどこも同じのようですね。偏見もあるのでしょうが、調理のにおいのような単純な理由である場合もあるようです。たとえばインド系やパキスタン系はカレーをよく使うという理由で一つの階にまとめてしまうとか。
    この話題は奥が深いですね。
    黒人のための大学はテレビで見たのですが、現在ではないのであればごめんなさい。
    フランスでは、ゲイが手をつないで歩いている風景はあまりみかけません。
    ただし、マレー地区ではいかにもゲイでございますという感じの人が多いですが。

    「エルサレムを舞台にしたユダヤ人とパレスチナ人の両親を持つ青年の苦悩の映画をニューヨークで観たことがあります。題名は失念してしまいました。その映画も素晴らしく、感動した覚えがあります。」
    是非、見たいです。
    調べてみようと思うのですが、手がかりはありますか。
    俳優の名前と監督名とか、思い出したらお教えください。
    お元気で。

  6. minaさま

    お返事ありがとうございます。

    さすがフランスだとは思わずにはいられませんでした。
    ヨーロッパは精神的にも思想的にもとても進んでいるのを感じました。

    『communautarisation(共同体主義化)という物は近年フランスで批判されています。』

    小さな島、マンハッタン島は大金持ちもホームレスも人種も宗教もゲイもストレートもいろいろ混じっていますので、ある意味、理想郷かもしれませんが、その小さな島でも貧富や宗教や民族によって住む地域が違っています。

    ゲイガイが手をつないで歩いていも好奇の目でみたり、揶揄したりする人を見たことはありません。それが普通だからです。
    パリはどうですか?

    ゲイ関連の映画でしかも外国映画という状況では、上映されたのはニューヨーク、LA、SF などのゲイ・フレンドリーな大都市だったと推測します。
    アメリカの大きな産業のひとつが映画ですので、映画といえばハリウッドものがメインなのも事実です。

    黒人のための大学は現在はないとは思いますが、私の知っているのではワシントンDCに、黒人が大半の学生という大学があります。白人も入学できますが、かなり少数派のようです。

    エルサレムを舞台にしたユダヤ人とパレスチナ人の両親を持つ青年の苦悩の映画をニューヨークで観たことがあります。題名は失念してしまいました。その映画も素晴らしく、感動した覚えがあります。

  7. めぐみ様
    メッセージありがとうございます。
    お返事が遅れてすみません。
    ご質問にお答えしますと、同映画はパリでは去年の7月の段階では9軒の劇場で公開されていたそうで、評判はいいです。
    現在では、一軒のアートシアターで公開されています。下町の映画館で、別にゲイの集まるところではありません。
    サイトなどで見ると地方でも公開されてます。ポスターには、「一般向け」と書いてあります。つまり年齢制限がないんですね。
    ニューヨークでは単館上映名のですね。ほかの州では上映されたのでしょうか。
    観客は私が行ったときには、おじさん一人に私一人だったので、男女同数でした。(笑)何しろ、公開されて1年近くたっていたので。
    フランスでは、少なくとも建前としては、「これはゲイ向きの映画だ」というようなことを言ってはならない、という考えガあります。なぜなら、それはゲイの人々をゲットーに囲い込むことにつながるからです。もちろん、ゲイ雑誌に宣伝したりして、彼らをターゲットにすることはかまわないしゲイの集まる場所はパリにもマレー地区があるのでその界隈ではたくさん入ったと思います。でも、映画というものは、誰が見てもよいものなので(成人映画を別にして)、ゲイが大勢いる場所でのみ上映するといったことは、フランスではあまりよくないことと考えられています。そういうのは、gettoisation (ゲットー化)につながると思われます。また、communautarisation(共同体主義化)という物は近年フランスで批判されています。つまり、同じ民族や宗教や思想、性的傾向の人々と共同体を作ってその中に閉じこもって生きるのはよくない、という意味です。しかし、社会がそうなっているからこそ、みんな神経質に批判するのですね。たとえば数年前、ゲイのためのチャンネルがスタートした際、「これはゲットー化に拍車をかけるものではないか」といって批判した人々がいました。私もその危険はあると思いますが、同時に彼らにとって必要な情報にアクセスしやすくなったという点ではプラスだとも思います。
    ご指摘で気になったのは、観客の98パーセントが男性だったというです。
    この映画のメッセージは、ユダヤ人とアラブ人が別れ別れに暮らして争っている現状を告発したものであり、だからこそ、ホモも、レズも、ヘテロも、ユダヤ人もアラブ人も、みんなで揃って見に行くべきだと私は考えます。
    つまり、ユダヤ人はユダヤ人どうし、ゲイはゲイ同士で固まっている現実を告発した映画なのに、観客の98パーセントが男性とは、残念です。(ただし、その中には、ヘテロの人もいたのでしょう。どのくらいのパーセンテージかしら。)
    アメリカでは昔、黒人のための大学などがあったそうですが(今もあるのでしょうか)、フランスではそういうことはありません。大学はほとんどすべて国立、資格があれば誰でも登録できます。ただし、人種差別問題はあります。なかなかみんなで一緒に生きていくことは難しいのでしょうか。
    なんだか一部、アメリカ批判みたいになってしまってごめんなさい。
    フランスではどんな人が見たのか、周りの人に聞いてもみんな見ていないので、直接知っている人と話し合うことは出来ませんでした。一生懸命宣伝してますが。
    ゲイの男性が多いとは思いますが、チュニジア人女性でこの映画を公開されてまもなく見た人を知っているので、どれくらい女性が入っていたか、今度会ったら聞いてみます。
    インターネットの書き込みを見ても、ペンネームから男性なのか女性なのか判断できない場合が多いし。それは英語の書き込みも一緒ですよね。
    日本語ではペロさんという方がホームページを作っていらっしゃるので、そちらにも書きこみをしています。そこは女性の書き込みが多いです。

    フランスの書き込みは、全体としてほめまくっているものが多いのですが、中には批判的なもの、皮肉っぽいものもあります。
    これは、フランスでは伝統的に批判的精神というものを重んじるためでしょう。

    しかし、批判的なコメントも結末がメロドラマ過ぎるといった結末批判が多く、ノアムとアシャラフの愛の美しさそれ自体を否定するコメントは見た範囲では一件もありませんでした。また、どんな批判的なコメントも同居人のルルが美人で感じのいい女性であることは認めています。
    以上、参考になりましたかしら。
    また情報が入ったらお知らせします。
    お元気で。

  8. minaさま

    いろいろ解説していただきまして、ありがとうございます。
    タイトルの意味も分かりました。

    ニューヨークではチェルシーにある映画館で上映されました。
    単館上映です。
    チェルシーはニューヨークのゲイエリアのひとつで、観客をゲイメンに想定してセレクトされたのは想像に難くないですが、フランスではどういう地域で上映されたのか気になります。もしよろしければお教えください。

  9. めぐみさん今日は。
    私もThe Bubble を観て、とても感動した一人なのでご連絡します。
    日本のサイトにも、いろいろ書き込みをしています。
    日本人でこの映画を観た人は少ないのですが、礼賛しています。
    問題は一般公開されていないこと、日本語字幕つきのDVDが出回っていないことですね。これでは、外国語字幕の読めない日本人はどうしようもない。
    あえて、BL愛好者のサイトにも書き込みをしておきましたが、日本のBLとエイタン・フォックスの世界は違うので、その人たちを引っ張りこめるかどうか、疑問視する人もいます。「クィア」「やおい」などをキーワードで検索したサイトでも宣伝したところ、「知らなかった。よい情報をありがとうございます」との反応があったので、むだではなかったですね。

    住所を見ていただければわかると思いますが、私は在仏なのですが、フランス語の書き込みで、非常に肯定的なのだけれど、ただひとつ、「アシャラフがノアムに自分をささげる場面がばかげている」という指摘があり「いったい何がばかげているの」と思っていたところ、めぐみさんの指摘のおかげで「なるほどmそういう意味に取れるのか」と納得しました。
    めぐみさんのコメントは感動的なのですが、気になったところが二つあります。

    ひとつは、「ユダヤ教では同性愛は罪」と指摘しておられる点。確かにそうなのですが、ユダヤ人が全員そんなに律儀に掟を守っているわけではない。NY在住の方にこんなことを言うのは釈迦に説法ですが。あの映画の中ではテルアビブはゲイに寛大な町として描かれています。アシャラフも、ナーブルスの実家にいるときよりも、テルアビブにいるときの方が、居心地よさそうです。ゲイであることを隠す必要がないのだから(もっとも、不法滞在しているのだから100パーセント居心地いいはずない)。事実、同居人の青年が暢気に男友達を連れ込んで大騒ぎしながらセックスし、それに対して誰も怒らず、笑い出す場面がありましたね。
    テルアビブの住民は周りで起こっていることに関心を持たず、自分たちの世界に住んでいる、泡の中で生きていると皮肉を込めていわれることがあり、The Bubble という題名はそこから来ているわけですよね。

    もうひとつ。「イスラム世界では同性愛は死刑という指摘。一口にイスラム教の国といっても、国によって法律の厳しさは違うし「同性愛者は死刑」というところもあれば、単に「投獄」の国もあります。イスラム世界は広いので多様ですよね。しかし、パレスチナ人たちのゲイに対する反応は、アレルギー的でしたね。ヨルダンでは「投獄される」のだったと思います。
    アシャラフが「ばれたら彼らに殺される」といって、たずねてきたノアムをしかりつける場面がありましたが(例のフランス人に成りすまして行く場面。ルルがすごいフランスなまりの英語をしゃべっていた)、「彼ら」とは誰のことだろうと考えてしまいました。親戚か。しかし、アシャラフの両親はニコニコした感じのいい人たちとして描かれており、いくら息子がゲイだと知っても殺すようなことはしないと思うし、逮捕されて死刑になることを恐れているとも思えないし・・・ということは、ハマスのことかな、と思いました。義兄はゴチゴチのハマスのメンバーだし。しかし、環地中海諸国では、伝統的に「一族の名誉を汚したものは殺される」場合があるのですね。有名な例を挙げれば、「結婚前に妊娠した娘さんが親戚のおばさんたちに殺された」というような事件は、スペインでは昔は発生していたらしいです。そこから類推すると、「ゲイだから親戚のおじさんたちに殺される」場合もあるのかもしれませんね。自由主義諸国では想像しにくいことですが。
    この映画の中では、説明されていない点、省かれている点も多いので、いろいろ想像してしまいます。
    長々と書きました。
    よい一日を。

  10. Hi Black Crayon-san,

    Arigato for your message.
    I was worried that I might hurt you.
    Also I read your blog:
    I am the first person who thought you were a straight men.

    I am into Queer as Folk, especially the actor, Randy Harrison who plays Justin is my favorite. He is cute! Don’t you think so?
    I haven’t met any gay guys who like Queer as Folk. They said the same thing as you.

    これからもどうぞよろしくお願い致します。

  11. I also thought Queer as Folk was derivative and unrealistic, hence unrelatable and boring as a result.

    But the bubble sounds good.

    Misunderstanding no koto kinishinaide kudasai.

    I just thought it was funny, because boku no mitame wa kanari gay desu. hahaha.

    Korekaramo no entry tanoshimini shitemasu!

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