8

羽ばたこうとしているあなたはまるでジャスティンだった!

TitleDPNY.jpg

mixiのコミュニティー!
Deeeeep!NY 〜女の夜遊び〜にもどうぞ!
リンクはこちら
恋をするにも実のらない。デートするもうまくいかない。
しかし、めげないラブ・ストーリー(か!?)を毎週連載形式でお送りしています!

***

誕生週日週間としてゲイバー探訪をしたわけだが、誕生週日週間の最終日である本当の誕生日(7月28日)には締めくくりとして相応しいイベントを自ら計画した。

その計画とは……!!
はまりにはまって、きれいな男同士(ここがポイントであ〜る)のラブシーンにモヤモヤ&ムラムラしてしまったゲイメン・ドラマqueer as folkで、イノセントな顔してわがままでやりたい放題!ハンサムでモテモテでビジネスの才能もあるゲイ主人公のブライアン・キニーを弄ぶ小悪魔藝術家!! でも、かわいいジャスティン・テイラーを演じたランディー・ハリソンが出演している舞台を観に行く!!

私の誕生日が千秋楽という、これも何か思いがけないハプニングの暗示か?
とトキメノのボルテージが上がっているのだ。

justin_13.jpg
ジャスティンを演じるのはランディー・ハリソン氏。

queer as folkがきっかけで拙ブログにコメントを寄せてくださる水無月さんにランディーが出演しているというThe Berkshire Theatre Festival(バークシャー・シアター・フェスティヴァル)の存在を教えてもらったのだが、鉄道もバスもない、車でしか行けないマサチューセッツ州の田舎であることが判明。

私は運転免許がない。車もない。
諦めた。
しかし、ジャスティンことランディーくんが動く姿をこの肉眼で観たい!!という一念で、友達のアレックスにお願いしたら、二つ返事で快諾してくれたのだ。
ありがとう!友よ!

The Berkshire Theatre Festivalサイトではニューヨークからは車で2時間から3時間と書かれてあったが、結局4時間かかってフェスティバルが開催されるStockbridgeという町に到着。
緑が眩しい静かな町だ。
1ヶ月近くランディーくんは公演で滞在しているのだが、退屈しないのかと心配になった。
Berkshire(バークシャー)とは郡の名前。
バークシャー・シアター・フェスティヴァルは今年で76周年を迎える全米で2番目に古いシアター・フェスティヴァルらしい。12月まで続く。

まずは劇場を訪れたのだが、コレが劇場か? と思ってしまったほどに小さかった。
劇場といえば、ニューヨークはリンカンセンターにあるメトロポリタン・オペラ・ハウスのそびえ立つ巨大なイメージがあった。
しかし、ニューイングランドの田舎町に歴史と共にその劇場があり、地元の人々をはじめとした関係者の演劇に対する
情熱で支えられているのが感じられたのは古い建物でもメインテナンスが行き届いているからだ。

dscn6869.jpg
ニューイングランド的なシアターだ。グリーンとホワイトのコントラストが鮮やか!

ランディーくんが出演するお芝居は、one flew over the cuckoo’s nest『カッコーの巣の上で』。昨夜は千秋楽。
ミロス・フォアマン監督で、主演がジャック・ニコルソンの映画はあまりにも有名だ。
ケン・キージの原作をデール・ワッサーマンが脚色。
今回の舞台のために舞台用に書き直したわけではなく既に書かれている有名な脚本らしい。
監督はエリック・ヒル。

dscn6873.jpg
劇場の入り口。

***

劇場のロビーには出演する俳優さんのヘッドショットが飾られていた。
ランディーくん、かわいい。
かわいいという言葉の他にどんな言葉も当てはまらないほど、かわいい。
dscn6868.jpg
サンシャイン!adorableという単語は、あなたのためにあるのよ!ロビーのヘッドショット!

私とアレックスは別々の席。隣同士の席がなかったのだ。私が舞台に近いほうに座ったのは言うまでもない。
小さな劇場なので舞台との距離は短い。
メトロポリタン・オペラ・ハウスでの観劇はいつもファミリー・サークル(天井桟敷の住人)なので出演者の身長は5ミリくらい。そういうミクロの世界に慣れてしまっているので、肌の質感も滴る汗も感じることができそうな短い距離感に胸が高鳴る。

収容人数は300人くらいだと思う。満席で客層は大半が中高年のカップルだった。

***

開演!
場内の照明が落ちた。

患者服の衣装で登場したランディーくん! 
queer as folkのままと変わらないお姿。
髪型も変化なし。肌が白い。彼は白人の中でも白い方だ。
声もqueer as folkと同じ。当たり前か。どもりの青年ビリーを演じる。
ちなみに舞台は精神病院だ。
演技している!って当たり前なのだが、目の前で演技してることに感動〜〜。
目の下が赤くて、腕にも赤いボツボツが!もちろんメイクだが。
後ろ姿もqueer as folkのまま。って同一人物なのだから当然だ。

***

僭越ながら、感想を述べさせていただくと、セットも照明もお金がきちんと掛けられていた立派なお芝居だったが、ジャック・ニコルソンという俳優の印象が強過ぎなのか主演の俳優さんに一切魅力もパワーも感じない。
比較してはいけないのかもしれないが、いち観客としてそれは仕方がない。
危険な香りもセクシーな匂いもない。

ストーリーは既に知られているあまりにも有名な話なので、このお芝居のポイントはお馴染みのキャラクターを
どう演じることにかかっている。
歌舞伎の演目と同じだ。お話は同じでも役者によって色も味も異なる。
ランディー以外は有名ではない。しかし、プロの俳優だ。だが、魅力がない。

アレックスは、映画の方のビリーの方が、断然、どもり方も上手で、ランディーはわざとなのか、それとも忘れているのか、どもらない時があって、いささか変だったと言っていた。うっ、痛い。

もう一度、観たいかと言ったら、答えはNOだ。総評はイマイチ!とアレックスに言ったのだが、
「今回の目的は芝居を観る事でなく、ジャスティンことランディー・ハリソンを観に行くことだったので良かったんじゃないの?」と言われた。
そうなのだ!肝心なことを忘れてしまいそうだった。
ホンモノのジャスティン・ランディーを観る事ができて幸せだったと言わなければならないだろう。

***

ミーハー的感想!

ビリーは主人公が連れて来た売春婦を気に入る。
ランディーくん演じるビリーは、売春婦のお姉さんのムチムチのお尻を眺め、スカートの中身を見たがったり、
仕舞には酔って彼女を膝の上に乗せて、おっぱいに顔を埋めたり、お尻をスリスリ触ったりご乱心。
キスまでする。舞台上では演じられなかったが、セックスもする。
ブライアンではなく女性との濡れ場は新鮮だった!
売春婦の女優さんがもっと美しければ文句はなかった。
アレックスの言葉を借りれば「お金を稼げるのかが疑問の外見」の女優さんだったのだ。
ランディーくん以外、キャスティング(配役)が失敗だったのか?

***

芝居が終り、アレックスには「同じ空気が吸えて感動した?」とからかわれた。
いやぁ〜〜ん!赤面!

楽屋口に行った。敢えて言う必要はないだろうが、サインと写真を間近で激写したいと思ったからだ。
お芝居も大切だが、こっちも非常に大切。
既にゲイカップルが待っていた。
で、私は彼らの次だったのだが、しばらくすると大勢の人々が!
その中には、レズビアンとわかる6名のお姉様の集団もいた。

楽屋口から出演者が出て来るのだが、誰もサインも写真もお願いしない。主役の俳優さんが出て来ても。
そう、みんなランディーくん狙いなのだ!人気者!

何て言おうかな?とアレコレ、考えて、アレックスに正しい英語かどうかを確認してもらったり、
「アレックス、男だから、サインもらって!その方がランディーくんが喜ぶからさ〜」と
ゲイを公言しているランディーくんを少しでも喜ばせようとお願いしたり、
興奮のあまり触ってしまって、嫌われないようにしなくてはと思ったり……。
しかし、スタッフが「ランディーはもう帰りました」とアナウンス。

それでも信じられず、人々が帰ってもゲイカッカップルとアレックスと待っていたが、
ランディーくんは現れず。
「サインしたり、騒がれたりするのがもう嫌なんだよ」とアレックス。

映画、テレビ、商業演劇の仕事を選ばず、小さな舞台に出演しているランディーくん。
queer as folkのジャスティンから脱却したいのかもしれないとアレックスの言葉を聞いてそう思った。

千秋楽だったのでセットを撤収するスタッフ。
芝居も映画も俳優さんにスポットライトが当たるが、見えないところで大勢のスタッフが働き成り立っているのだ。
dscn6878.jpg
ジャスティン・ランディーを待っている間、作業は進んでいた。

***

劇場を後にしたのは、11時30分。アパートに着いたのは午前3時。
帰りの車では、芝居と映画について語り合う。
俳優にとって映画とお芝居、どちらがやりがいがあるだろうかという話だ。
細切れでない、観客がいて反応が肌で感じる芝居だろうという結論に達した。

なぜ、そのことを語り合ったのは、メジャーな仕事を選ばない(それともオフォーがないのかは分らないが)ランディーくんのことを考えてだ。
前述したがqueer as folkのジャスティンから脱却しないかぎり、彼は大きく羽ばたけないだろう。
脱皮しよう!羽ばたこう!ともがく姿がドラマのジャスティンと重なる。

事実、今のところは、ランディーという役者が好きというよりは、私はジャスティンを演じるランディーが好きなのだ。
ファンとは勝手なものだ。
しかし、いつかジャスティンを越えて、ランディー・ハリソンという役者が前面に来る日を祈っている。

私は私で楽屋口で待つのではなく、いつかご一緒に仕事ができるように私も精進したいと新たに決意した。
そういう意味でも最高の誕生日プレゼントだったのは言うまでもない。
(って、好きなスターができると、いつも思うことなんだが全く実現してない)。
randy.jpg
顔がはっきり見えないが写真撮影してきた!

banner_041.gif<—–参加してみました。応援お願い致します!