『極私的エロス・恋歌1974』EXTREME PRIVATE EROS: LOVE SONG 1974を観にいった。

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今夜、近所にあるアンソロジー・フィルム・アーカイヴスで原一男監督のドキュメンタリー『極私的エロス・恋歌1974』、英語のタイトルは、EXTREME PRIVATE EROS: LOVE SONG 1974を観にいった(ひとりで……)。上映は1回のみ。夜9時から。

 何か映画を観に行こうと思い、ヴィレッジ・ヴォイスを開いた。最初はオスカーの作品賞にノミネートされた映画を観に行こうと思ったのだが、こゝろ惹かれるものがなかった。映画の批評欄では何の映画が取り上げられているのだろうかと見てみた。
妊婦の写真とEROSというキャプションが目に飛び込んだ。エロスがきらりぃ〜んと魅力的に映ったのは言うまでもない。
 監督のKazuo Haraについては一切知識がなかった。しかし、記事の中にあったThe Emperor’s Naked Army Marches Onでピィ〜ンときた。『ゆきゆきて、神軍』の監督である。ということは”痛い”真実な話なのだろう。

ネットフリックスにはないだろうし、でも某キムズ・ビデオにはあるかと思ったが、キムズの店員は非常に気位が高く(これは有名な話)、いじわるどころか、いつもある一人の店員からなぜか酷い仕打ちを受けるので絶対借りないと決めたので、酷寒だが、今夜を逃したら観る機会はないだろうと行ったのだ。

Anthology Film Archives(アンソロジー・フィルム・アーカイヴス)とは:
リトアニア出身の映画監督であるジョナス・メカスが設立したインデペンデント映画や実験映画の収集と保存、および研究、上映するセンター。世界各国の映画やドキュメンタリーを鑑賞できる。
寄付で運営されているらしいが、寄付が少ないのかハリウッド映画を上映する大手チェーンの映画館と全く異なって内装は質素。いや、質素というよりはボロボロの方が適切だ。椅子は痛い!トイレは清潔だが古い!

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建物はかつて裁判所だったらしい。

感想:好きな女性、武田美由紀から別れを告げられ、彼女は対話を拒否。原一男監督は彼女との関わりを持つには彼女を撮るしか方法はないと始まったドキュメンタリー。二人の間には男の子の幼子がいる。

私も好きなダ〜リンのドキュメンタリーを撮りたいと思った。こういう私を人はストーカー予備軍というが、「あなたは好きな人のことなら何でも知りたいと思わないの?」と聞きたい。好きなダ〜リンのドキュメンタリーなら下手なドラマを観るよりもとっても楽しいと思う。彼が歯磨きしている姿。ベルトを締めている姿。魚の骨を取っている姿。なんでもいい。それにカメラがあったら勇気が出るし、しかも意識しないで彼と対話できるかもしれない。原一男監督の気持ちがわかる。

武田美由紀は沖縄で知り合った黒人のGIの子供を産む。ひとりで!産婆さんはいない。彼女の東京のアパートで、それこそ爆発アパートでだ。カメラを回すのは原一男監督。黒人GIとは妊娠初期で別れている。陣痛で苦しむ武田美由紀隣には原一男監督の彼女でプロデュサーでもある妊娠中の小林佐智子がマイクを持っていた。しかし、お腹をさするとかそういうことを二人とも一切しない。原監督との間に産まれたレイくん(推定2歳)も母親の叫び声と一緒に泣き叫ぶ。映像はぼけていたが、出産シーンに吐きそうになった。非日常でグロティスクだ。

彼女は産まれたばかりの娘を産湯につけながら「アメリカに行っちゃだめよ。日本がいいんだから〜」と言っていた。
満員の観客は98%がアメリカ人。笑っていた。アメリカは嫌いだが、黒人と寝て、噂通りのちんちんなのかを確認して、黒人が父親の子供が欲しかった彼女。思ったら実行しないと気が済まないタイプなのだ。

男はいらない!子供は私が育てる!ホステスしても裸になってゴーゴーガールしてもという武田美由紀。
「やりたいことがあるから、それに向かって進むだけ。迷いがないから、がむしゃらに無我夢中でできるのよ」と言った武田美由紀。迷いがない。素晴らしい言葉だ。最近、私が自分に言い聞かせている言葉でもある。

子供を育てるために裸になって金を稼ぐことも厭わない母。そんな武田美由紀のような母親になってみたいと思わせるドキュメンタリーだった。
これから私自身が裸で勝負!むむむ、それはキツい?! 
しかし、高齢化社会を迎えるから、こんな私でもまだいけるかもしれない。

映画のデータ:
『極私的エロス・恋歌1974』 1974年/98分/16ミリ EXTREME PRIVATE EROS: LOVE SONG 1974
監督・撮影:原一男
製作:小林佐智子
録音:久保田幸雄
編集:鍋島惇
音楽:加藤登紀子
トノンレバン国際独立映画祭グランプリ
疾走プロ(原田一男監督の製作プロダクションのサイト)

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Village Voiceの紙面から。羨ましいと思ったこのシーン。これほどまでに私を愛してくれる人はいないからであ〜る。

『極私的エロス・恋歌1974』EXTREME PRIVATE EROS: LOVE SONG 1974を観にいった。」への5件のフィードバック

  1. うちのが利用者さんと
    『秋吉久美子は26歳年下の男性と結婚しましたね。
    ○さんで考えると・・・109歳のお嫁さんになってしまいますね(⌒о⌒)』
    と言う会話をしてきたそうです(^_^;)
    相手が83歳の男性だと、女性は109歳になってしまうんですね~。

    恋愛をしている人はホルモンが活溌になるし、自然と明るい気持ちで笑顔になるし・・・綺麗に見えるし若くなりますよね!

    これからも、何歳になっても愛を求めて生きて行きたいですね。

  2. バーコードのおじさん!
    くぅ〜!それはそれで受けるかもしれませんね。

    >やっと最近の日本も、30歳過ぎの女性が評価されてくる様になりました。
    それはいいですねぇ〜。それに求人広告の年齢制限も無くなるといいですよね。あれでかなりつらぁ〜〜い気持ちになりました。
    ご存知かと思いますが、亜米利加の履歴書には生年月日を書く必要はないんです。もちろん卒業の年を書きますから、で年齢は分かりますけど。

    黒木瞳さんはお美しいし、秋吉久美子さんは26歳下の夫ですよね。
    励みになります!

  3. 熟男のGoGoダンス・・・。
    バーコード頭で小太りのオジサンが、黒ビキニパンツを穿いてお尻をフリフリ踊っている姿を想像してしまいました(><)

    やっと最近の日本も、30歳過ぎの女性が評価されてくる様になりました。
    やはり黒木瞳など30歳過ぎの女優さん達が綺麗で輝いてみえるので、世の中も変わってきているんだな~っと。

    菊楽さんには必殺《開脚ストリップ》がありますからね!
    この技があれば、怖い者はないですよp(^^)q

  4. そうです。1974年の作品です。書き忘れました。後で付け加えます。
    きっとUIさんも好きになると思います。お母様とたぶったりして!?
    武田美由紀さんが格好いいです!ぜひ観てみてください。

    >現在、日本では《熟女バー》が流行っています。
    え〜〜? 本当ですか?
    でも、熟男のGo Goおやじは勘弁だなぁ〜!そういう時代になってくるのかもしれませんが、絶対やだぁ〜!

    日本にいると女は20代までのような強迫観念がありました。
    そうじゃないと思わせてくれたニューヨーク。ヨーロッパもそうです。

    勇気が出ました。私も母となり、脂肪をプルプルいわせて踊り、裸で我が子を育てようと思います!「かぁあちゃん、アンタを体張って育てているんだよ」って、膝を立てながら、頭にカーラーを巻きながら言ってみたいです!妊娠の前にダンスの練習もしとかないと。開脚ストリップがありましたね。

  5. 凄い映像だと想像出来るけれど、内容を聞くと観てみたくなる作品ですね。
    1974年の作品と言う事なのでしょうか?
    自分の誕生した年代と近いので、母親の事を思い出してしまいました。
    (21歳で私を出産したので・・・)

    現在、日本では《熟女バー》が流行っています。
    若い子に気を使ってお酒を飲むより、熟女に癒されながらお酒を飲みたい・・・と思う男性が増えているそうです。

    高齢化社会!!
    60、70歳や80歳のおじいちゃん達の眼には、30過ぎてもプルプル脂肪が踊っていても、それは綺麗な体に見えるでしょう。
    なんといっても、昔は西洋・東洋ではふくよかな女性が美しかったんですからね♪
    女の成熟は30歳からです!

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