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現在、私は日本に帰国中である。
ニューヨークのゲイ友ゲイ友のひとり、クリスチャンがたまたま東京に来ていて二丁目で会うことになった。
夜は、クリスチャンの滞在しているホテルに一緒に泊まってもOKと言われ、しかも二丁目近辺のホテルなので
終電車のことを気にすることなく遊べるので私ひとりでウキウキ!!
クリスチャンも二丁目近辺だから予約したのだ。
東京はマンハッタンと比べるととてつもなく巨大な都市なので、タクシーでの移動も巨額(!?)になる場合が多々ある。
貧乏人の私にとって徒歩圏内にあるホテルとはサイコーである。
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スウェーデン人のゲイ友が連れられていったゲイバーが大変楽しかったと聞いたので行ってみた。
外国人もたくさん来ると言う。
スウェーデン人のゲイ友大絶賛だったので期待度は★の数でいうなら、サイコーの★★★★★五つだった。
結論から言おう。
クリスチャンとお店と出た後、2人で仲通り(二丁目のメインストリート)で、Oh My God!!が
知らず知らずのうちに口から出て来た。カタカナの方が音的に私たちの心情を表すことができるかもしれない。
オーマイガー
オーマイガー
オーマイガー
オーマイガー
オーマイガー
「クリスチャン、私、胸がとっても痛いよ」
「メグミちゃん、ボクもだよ」
そのバーのマスターから、私達はいじめられた・・・。
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マスター氏は最初はフレンドリーだったのだら、態度が豹変。
クリスチャンがアメリカ人で私がニューヨーク在住だと分かると、
私たちに聞こえるように他のお客さんに女言葉でこう言っていた。
「ニューヨークは一度しか行ったことがないけど、最悪、二度と行きたくないわ、あんなとこ」
「アメリカ人は笑顔だけど、心の中で差別しているのよ。その点、パリは隠さないで差別するし、
面と向かって言ってくるから私の合っているわ」
クリスチャンは日本語を完璧ではないが話せるし、分かる。
「ニューヨーク、好きじゃないの?」
「そんなの人の勝手でしょう。誰かみたいに押し付けがましいのがアメリカ人よね。
だから私はパリの方が合っているのよ」
クリスチャンと2人で顔を見合わせて「オーマイガー」!!!
ちょっとでもマスター氏の機嫌をなおそうとクリスチャンが
日本人のホストで茶髪の男の子のことを何と言うのか聞くと、
「ギャル男っていうのよ。でもあんな茶髪で二丁目を歩いていたら、石投げられるわね」
私は思いっきり茶髪だ。
「あのー、私も石を投げられるのでしょうか?」
「ふん、誰もここじゃ、女なんか気にしないわ」
「うげぇ〜」
テレビでは女の子と稲垣潤一が松田聖子の「あなたに逢いたくて」を唄っているのが流れていた。
私もそれで終われば良かったのだが、
「あのー、その女の子は誰ですか?」と質問してしまった。
「松浦亜弥よ。あら〜、海外に長いと何も分からないのね〜。かわいそうね〜。ふん」
「おげぇ〜」
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「なんで私って、こんな酷いことを言っているのかしら・・・?」と独り言を言っていたが、
もちろん私たちに聞こえる声量だった。
しばらくして、マスター氏の姿が消えた。
他のお客さんがいたが、それは私に無言で「あんた達、気に入らないのよ!早く帰って!!」というサインだと思った。
常連らしいお客さんにお願いしてマスター氏を呼び戻してもらう。
「お会計お願いします」と言って、彼から金額が提示されて、お金を払った。
「すみませんでした」と悪いことをしたとは思ってはいないのだが、
日本人的にお詫び的な言葉をマスター氏に言ってお店を出たのだが、
「そうね」という返事で、また「オーマイガー」!!!が口から出た。
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マスター氏は最初は笑顔で親切だったのに、意地悪モードに切り替わった、その理由は、なんなんだろう。
かつて二丁目でよく飲んでいた時にもこういうことがあったのを思い出した。
この感じ・・・懐かしいと思いつつ、堪えられるものではない。
私のことを「鮎原こずえ」と呼んでくれるバーテンダーさんがいるバーでは人気者だったが、
別のバーのママさんからは、そんな酷いことを言わなくてもというくらい毒舌を吐かれて、
二度と行かないお店になった。
私が女だから?
クリスチャンがアメリカ人で私たちがニューヨーク在住だから?
私たちの会話はほとんどが英語だった。
英語を話していたから?
理由は何であれ、兎に角、私たちが気に入らなかったのは明白だ。
でも、なぜ? なぜ? なぜ?
クリスチャンがお仏蘭西人じゃないから?
私がパリ在住じゃないから?
紹介してくれた日本人が一緒だったら、こういう辛くて痛いことにもならなかったかもしれない。
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ニューヨーク在住そろそろ10年。
日本の日本人とは考え方が良くも悪くもアメリカナイズされて違っているのは感じる。
そしてアメリカ人には「英語が分からない」と言われて、「けっ」と冷たい態度を取られ、
ひとりぼっちのアパートで悔し涙を流すことも度々である。
本国の日本人にもアメリカ人にもいじめられる状況である(号泣)。
私が大好きなゲイガイズが集まる二丁目のバーで、初めて会った人に自分を完全に否定されてしまった・・・
そんな感じがして、胸が痛くなってしまった・・・。
この胸の痛みはクリスチャンと共有できたことが救いだった。
一緒に、
オーマイガー
オーマイガー
オーマイガー
オーマイガー
オーマイガー
を言う事で痛みが軽減されたのも確かだ。
私1人だったら、悲しみの奈落の底に突き落とされて身動きが取れなかったに違いない。
ところで、この二丁目の夜はまだまだ終わらなかった・・・。
(つづく・・・予告:今回はこのブログを読んでくださる方の期待を裏切らない東京、二丁目の夜になった・・・)
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追記:
「メグミちゃんはニューヨークのゲイにはモテるのに、日本じゃダメだね〜」とクリスチャンに言われたことを
私の名誉のために(笑)、付け加えておこう(笑)。
ストレートもゲイガイズも日本男児には嫌われてしまうようである(泣)。












