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カリフォルニア州で先の大統領選挙と共に州民に直接問う市民投票の案件にあがった同性婚。
「ゲイ同士の結婚を認める権利を州法から削除」にYESかNOが問われた。
ドクター・カールと話したのだが、この問いかけがトリッキーだというのだ。
つまり、英語をあまり理解しない移民の人が大勢いるわけで、YESとNOと問われれば、
YESの方が良い方と勘違いして一票を投じてしまったのではないか。
カールくんのお友達で移民の祖父母を持つ人がカールくんに言ったらしいのだが、
どう説明しても分かってもらえず、YESに投票してしてしまったからなのだ。
Prop 8は、”Eliminates Right of Same-Sex Couples to Marry.” と英語で言うが、
このEliminateは見たまんま否定的な意味だと分かるNOTもUNもないが、思いっきり
ネガティブな意味(削除する、排除する、解除する)なのである。
もっと分かりやすく書かれていたら事情は違っていたかもしれないというのは
気休めだろうか?
ところで、カールくんからPropositon 8のプロテストに行こうと誘われた。
抗議しに行くのである。
抗議先はモルモン教会。
Propositon 8にYESを投票するように!のキャンペーンが行われたが、
その費用の40%に当たる20million ドル、日本円に換算すると20億円の費用をモルモン教会が寄付した。
カリフォルニア州の隣のユタ州はモルモン教の聖地であり、カリフォルニア州にも信者が多数居住していると
思われる。
ニューヨークにはリンカーンセンターの近く、65丁目とコロンバズ・アベニューにモルモン教会がある。
教会の前に6時30分に集まり抗議をする!という抗議活動だ。
主催は申し訳ないが分からない。
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タイムワーナーのビルの前でカールくんと待ち合わせのだが、待っている間、
抗議文を書いたボードを持った男性達が
次から次へと私の前を通り過ぎた。
私の気分も高揚して気分は抗議態勢になる。
カールくんの元彼氏のデヴィットも来て3人でモルモン教会に行く。
彼は弁護士で、医師と弁護士のゲイのカップルなんて完璧過ぎだ。
教会の前には既に大勢の人々が集まり、シュプレヒコールを上げている。
「ゲイに平等の権利を〜」
「ホモフォビアは出て行け〜」
「今、ゲイに公民権を〜」
ヘリコプターが上空を旋回し、ごまんという警察官もいたが、物々しいムードではなかった。
デモ行進が始まり、私たちもデモの列に入り、シュプレヒコールを上げながら、
コロンバス・アベニューを南下して行く。
抗議デモ参加者は、ストレートもいるだろうが大半はゲイだと思われる。
ゲイメンの方が圧倒的人数だった。レズビアンは少なかった。

プラカードにFight The H8とあるが、なぜPではないかというと、HATEの頭文字を取ったからだ。
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私は、プラカードを持っていかなかったが、その代わり、タキシードを着た二体のKENとミニレインボー・フラッグを
持ってデモ行進した。KENは花婿2人を表したのは言うまでもない。
ルームメイト氏に電話を掛ける。
彼は電話に出なかったが、メッセージを残す。
「ルームメイト氏聞こえる?」と電話の話口をシュプレヒコールを上げている人々の波に向ける。
「ニューヨークでデモ行進しているんだよ!カリフォルニアのために、そして全てのゲイのためにプロテストしているんだよ」
カールくんも私のケータイに向かって叫んでくれる。
「ゲイに公民権を〜」
しばらくして、ルームメイト氏からテキストが来た。
「ありがとう!メッセージ聞きました。私たちのために行動してくれて、本当にありがとう!!」
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デモ行進はコロンバス・サークルまでのわずか8、9ブロックを下っただけだったが、
世間にアピールできたと思う。
しかし、モルモン教会に声が届いたかどうかは疑問だが。
腐女子高生に続き、花婿ゲイKENがゲイガイズに大大大人気だった。
なんとデモ行進中、たくさんのゲイガイズに写真を撮られた。
私とKENの記念写真はつまらないと思ったので、「アナタと一緒に撮る?」と聞くと
みんな喜んで花婿KENを両手に持って、そしてレインボーフラッグも持って写真に収まった。
カールくんから「ハロウィーンも人気だったけど、今日も大人気ね〜」とうらやましそうに言われて、
抗議のデモにも関わらず、不謹慎と知りつつも非常に嬉しくなってしまった。
一体のKENはルームメイト氏からもらったものだということを付け加えて、ルームメイト氏にKENの写真を送った。
「メグミ、ありがとう!KENたちもありがとう!」と返事が来た。
願いはいつか叶う、そう信じて、KENを抱き締めた。
ゲイの結婚が認められますように。
コネチカット州では州最高裁が同性婚を合法化し、今日から正式に結婚ライセンスが発行された。





