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ルームメイト氏が結婚していたことについて、ずっと書かずに伏せていたのは、
このブログを読んでいるくださる方々に対して、楽しい部分だけを見せようという意識が働いていたからだと思う。
人生、楽しいことよりも辛くて悲しくて惨めて頭にくることばかりだ。
だから、せめてブログだけでも楽しく書いてもいいじゃないかと思ったのだ。
でも、ゲイのルームメイト氏を好きになり、家族を持とうと思ってからというもの私の心には嵐が吹き荒れ、
何をしてもどこにいても、私の心は私とは別のところにあって電車は乗り過ごすし、
前向きな気持ちは失せて、洞窟の中にあった。
それはほぼ毎日書いていたブログを7月、8月はほとんどアップできなかったことにも如実に現れている。
ルームメイト氏は妻と暮らした3年半が最も自分が安定していた時間だと思い込んでいる節があり、
男の恋人もいて、しかも世間体を取り繕える妻もいて、騙していたとしても幸せだったのは想像がつく。
その妻の役割を私に求めてくる感じがあり、それが窮屈に感じ、彼の都合の良さに怒りを覚えた。
ルームメイト氏は心の空虚な部分を埋めようと必死なのが見えて怖かった。
好きな男性が要求するなら売春する女性もいる。
その男性は極端な要求をしても彼女のことが好きで、2人の間には継続している性的関係があるだろう。
しかし、好きでも私の場合は、彼が私に注いでくれるのは愛情ではなく、試験管への精子である。
心の結びつきがないまま子供を持つのは私が不幸せになると思った。
私は前妻に嫉妬したことはない。
彼女のことをかわいそうだと心の底から思った。
大好きで結婚までして一緒に暮らした男性がゲイで、しかも自分のことを騙していたなんて。
ルームメイト氏は鬼だ!
酷い男だと思った。
でも、女性も男性もある年齢になると結婚という社会的な圧力がある。
〜しなければならない〜
しかし、ゲイとしてオープンに生きて行けるようで、まだまだそうではない現実がある。
社会は、結婚して、子供を持ってという普通の型が標準となって作られているからだ。
それに我が子がゲイであることを知って、心から祝福できる親がいるのかどうかも疑問だ。
自分を欺くことでルームメイト氏の両親は息子の普通の結婚を喜び、ルームメイト氏も無駄に
親との確執をつくらなくて済む。
妻になった女性を騙したと簡単に責められないと思った。
結婚するまでに4年間も付き合ったらしいが、「結婚する前にゲイって気が付かなかったの?」
と問いたくもなるが、恋は盲目である。
しかし、妻からは「もっと男らしく」とよく言われ、選ぶ服も「男らしく」というのが注文がつき、
インテリアが好きなこともガーデニングが好きなことも文句を言われていたらしい。
文句を言いつつもまさか夫がゲイだなんて思いもよらなかっただろうが。
離婚後、心が激しく落ち込み、鬱になり、抗鬱剤の助けなしに日常生活を送ことができなくなったしまった
ルームメイト氏は、妻への代償を払っていると思わずにはいられない。
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ところで、一通のメールが来た。
日本在住の日本男児からであった。
ゲイであると書かれてあった。
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いつも楽しみに、ブログを拝見させていただいております。
いつも、コメントを残そうと思っても、なかなか言葉が浮かばず、諦めてしまいます。すみません。
この間の、ルームメイト氏のお話は、涙をながしながら読んでいました(;_;)
僕は、いつか自分が結婚をしなければならない時がきてしまうのが、恐くてたまりません。
家族が、自分をどんな目でみるのかと思うと、、、。そして、幸せになれるのかと思うと、、、。
ルームメイト氏の辛さは、痛い程わかります。
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彼のメールを読んだ時に、私なんかでは計り知れない重圧をゲイガイズは感じているのだと思った。
私も心が痛くなった。
女性と普通に結婚して家庭を作り子供いて父親になり、他に恋人もいる生活が幸せだと思う一生クローゼットの
ゲイガイもいるだろうし、家族とは疎遠になってもゲイとして生きて行くのが幸せだと決めたSF在住のスコットのようなゲイガイもいるだろうし、ジャスティンの母のように一緒にゲイバーに行く友達感覚の親を持った幸せ者のゲイガイもいるだろうし、ゲイとして再出発を計り、幸せを必死に掴もうとしているルームメイト氏のようなガイガイもいるし、それぞれ感じる幸せも幸せの形も違う。
メールを送ってくれた青年に、これから向かってくるであろう困難を乗り切るために、
「ニューヨークなら少しは楽に生きられるかもしれないよ」が私なりの助言だ。
私も日本を離れて、ニューヨークに移り住んで幸せだと思うひとりである。
住む場所を変えるのもいいと思う。
ルームメイト氏がかつて畏れていた気持ちが日本男児のメールを通して感じることができ、
彼はもしかしたら、今でも普通でありたいという呪縛のままで、一人前のゲイとして生きようとようともがいているのかもしれないと思った。
それにしても、ここまで考えるなんて。
私はまだ彼のことが好きなのに違いない。
ストレートの男性のことはいつの間にか忘れていた(笑)。
メールありがとう!